タイムマシーン No.4
こんにちは。
夢を持って活動する子ども達との懸け橋となりたい
Respect each other ひとりひとりの存在を大切に育む
バスケで人と人を繋ぐ ドリビーのMidoriです。
タイムマシーン No.4
2001年9月11日 アメリカのテロ事件
私は、婚約者となった彼とまた南の島に行きたいね!次は家族も一緒に連れて行きたいね。という会話から結婚式はハワイで身内だけを招待してささやかな式にしようと決めていました。
そんな話をしていた夜のこと。テレビのニュースでアメリカ同時多発テロ事件が起きたことを知った。どのチャンネルもそのニュースで激震が走り驚きの光景が現実の事件として連日放送された。恐怖と悲しさが合わさり人ごとには思えずにニュースを見て涙が出た。平和を祈ることしかできなかった。
その同じ時に私の母は、結婚式を本当にハワイでするの?家族は怖くて誰も飛行機に乗りたくないと言ってるよ。しばらく先に伸ばしたら?と言われてしまった。怯えながら結婚式をする必要はないことくらいわかっていた。日本でするなら、結婚式だけして披露宴はやらなくてもいいとも思っていた。でも、母は身内に知らせるなら私たちは親戚の結婚式に沢山呼ばれてきたからウチもキチンとやらないと・・・。と両家の意見が挟まり出す。誰の結婚?と感じるほどにめんどくさくなって、母と電話で喧嘩もした。
そして、日本で結婚式はやらないと決めた。でも、母から私にドレスを買ってあげたいからお店へ見に行こうかと電話がきた。記念写真だけでも撮ったら?と言う母の優しさに「お母さん。わがまま言ってごめんね」と切なくなった。ふたりで名古屋の栄にあるドレス専門店へ行き沢山試着した。純白のドレスはキラキラして綺麗だった。女の子として生まれてきて幸せな時を今迎えてるんだなと感じて母に感謝した。
試着室の私と鏡越しに「みーちゃんの結婚資金に貯金してきたから好きなの選んでいいのよ」と値段を気にする私を察して小声でにっこり笑ってくれた。妹や弟もいて、まだまだこの先もお金は必要でしょ?と感じてたけど、わざわざ岐阜から電車で名古屋まで来てくれた母に会えたことも合わさって嬉しくて温かい気持ちになった。私は、マーメードタイプの素敵なドレスを選んだ。写真撮影が済んだら、いつかハワイにも持っていけるかな?なんてお気楽なことを思って幸福に包まれていた。
しかし、その翌月に彼から衝撃な告白をされるのです。
つづきはまた次のタイムマシーンで。。。