タイムマシーン No.2
こんにちは。
夢を持って活動する子ども達との懸け橋となりたい
Respect each other ひとりひとりの存在を大切に育む
バスケで人と人を繋ぐ ドリビーのMidoriです。
タイムマシーン No.2
このページは、私が夫と共に歩いた足あとを記憶のタイムマシーンにのってひとりの女性として、妻として、母として、様々な経験と思いを交えて綴ります。夫がプロ監督になるまでのエピソードやその後の家族生活もいつか私がおばあちゃんになった時にのんびり読み返してみたいなとふんわりした気持ちで記します。もしも、ご興味があればお立ち寄りください。
2001年3月 運命の人
桜咲く春。日本は、別れと出会いの季節。私も人生の転換期だった。この年は、未来を変える選択肢が沢山あった。そのひとつが、岐阜から名古屋へと一人暮らしの住まいを引っ越したことだった。私はその時、24歳で学生でした。一度、社会人として働いて貯金を使って短大に入り直したのです。その時代は、ソムリエやフードコーディネーターが注目され始めた頃でした。私は、『食』に興味がありお料理が好きでした。そこで、有名シェフや地元の人気料理家を講師に招いた授業が売りの学校を選んでフードコーディネーターの資格を取るために岐阜から名古屋へ電車で通っていたのです。しかし、バイトをしながら学費や生活費を工面して通学をするのには、どうしても時間が足りなくて、思い切って引っ越しを決めたのです。
その頃に、友人の集まりで出会った現在の夫と久しぶりの再会をしたのです。彼は、愛知学泉大学に勤務してバスケ部のアシスタントコーチでした。豊田市の学生寮の管理人をしていたので私の住まいの藤見が丘からは少し離れていましたが、新しい高速道路が完成して名古屋までは車で30分程の距離でした。
その春から、彼は名古屋の美味しい名店に度々誘ってくれるようになり自然と距離が縮まり、ボンジョビのコンサート、5月のお誕生日には隠れ家的なフレンチで私の好きなドリカムの曲に乗せて可愛いガーベラの花束をプレゼントしてくれた。いつも私が喜ぶかな?と想像しながら予約や買い物をしてくれたんだなって温かい気持ちになった。そんな優しいあなたはいつも笑顔だった。サラサラヘアで長めの髪型も私が短めが似合うよって言えば次に会う時には短髪になっていて、お酒が弱いのに私がワインに興味があると知ればワインの美味しいお店に連れて行く。学校とバイトで疲れ果てて夜になった駅の改札を出たら、「おかえり!」ってめっちゃ目立つオレンジ色の上着を着て満面の笑みで迎えにきてくれた時は、ドキッ!として嬉しかった。仕事が忙しいのに頑張って私を楽しませようと色々な場所に連れ出してくれた。そんな彼と半年ほど過ごして、ある日人生の選択をする時がやってくるのでした。
つづきはまた次のタイムマーシーンで。。。